読書と日記「ある男」

りゅーまち

読書に関するアプリを作りたいなとずっと思っている。

けど同じことができそうなアプリがいくつかある。

「読書メーター」というWebサービスはちらちらと見かけることはあっても実際に自分で使ったことはなかったので「よーしまずは競合調査だ..(?)」という気持ちで最近使い始めた。

読んだ本を登録すると、読書の冊数やページ数を自動でカウントしてくれて、グラフまで出る。ユーザー数も圧倒的で、読んだ本の感想がたくさん読める。当たり前だけど自分の構想していたアプリよりこちらの方が全然優れている。「もうこれがあればええやん..」と使い始めて早々、敗北感を感じつつも、求めていたアプリに出会えたので楽しく使っていきたいと思う。

以前は本を読んだらブログに感想を書くということをやっていたのだけど、長い間、読書をした後は同じ本を読んだ他人の感想を検索して、自分の感想と近いものを見つけては「そうそう、僕もこれを言いたかったんだよね」と満足して、それで終わりにしていた。

今回も読書メーターで感想を読んで終わり..にしそうになったけど、それもどうかと思い「人の感想を読むのは自分の感想を書いてから」というルールにした。

読書メーターだけに残すのも悔しいので、こういう日記と一緒に読書の記録をつけていきたい。

「ある男」平野啓一郎 の感想

ある男がある男の謎を追いかける物語。

他人の人生を夢中になって追いかける主人公と、この物語を夢中になって読み進めている自分自身が重なるような感覚があり、最後まで没入して読むことができた。

自分の人生は自分にしか生きれないという当たり前の考えを覆されるというか、脅かされるというか、人の「存在」って何だっけ..と足元がぐらぐらするような、今までにない体験をした。

ある男やその関係者達の人生を通じて、自分の過去、現在、未来、家族について考えさせられる。読み終わるのが名残り惜しくなるくらい愛おしい物語でした。

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りゅーまち